「トランプ氏、自動車関税の大幅引き下げに難色…日米首脳会談で合意に至らず」(読売)
石破首相は16日、トランプ大統領とカナダで会談。米国による関税措置を巡り首脳間での交渉妥結を目指したが、トランプ氏が自動車関税の大幅引き下げに難色を示し合意には至らなかった。両首脳は担当閣僚に協議継続を指示することで一致。
 両首脳の対面での会談は2月以来で、先進7か国首脳会議(G7サミット)が開かれているカナナスキスで約30分間。閣僚級協議を担う赤沢経済再生相、ベッセント財務長官らが同席。
 首相は会談後、記者団に「双方の認識が一致していない点が残っており、パッケージ全体としての合意には至っていない」と説明。日本側は自動車など個別分野ごとでなく一括での合意を目指してきた。
 日米首脳会談のポイント
 日本政府高官によると、日本側は6回に及ぶ閣僚級協議で対日貿易赤字の削減策や対米投資の促進などを提示。米国が4月に発動